「ん・・ぁっゃ・・・」
「ヤ、やないやろ・・?ホラ、もっと口開かな・・」
あんなやり取りをしてから、もう100回位キスをしてる。
・・・100回はサバ読み過ぎかもしんないけど、そん位してる。
頭が、ボーっとしてて。
「気持ちいい」以外に何も考えられない。
侑士のキスって、凄いんだ。何がどう「凄い」のか、上手く説明出来ないケド・・
こぅ、口の中が蕩けるカンジ??とにかく、凄くて。
こんなキスされたら、絶対腰抜けちゃう。現に、俺はそうだったから。
熱くて、激しくて。でも、滅茶苦茶優しいんだ。
「んぁ・・っゆ、ぅ・・ゆ、し・・っ」
「・・可愛ええ・・・そんな顔されたら、皆岳人の虜になってまうわ。」
「んン・・」
「・・そろそろ、こっちもイこか・・?」
そう言うと、侑士は潤滑剤をベッドの横にある棚の引き出しから取り出し、手にたっぷりと付ける。
「岳人?・・・・力抜いときや・・」
「ぅ、ん・・・っぁあああっ!!っやぁぁぁぁ・・・ッ」
侑士が足の間に入り、俺の最奥にそれを塗り込む。痛くならない様にと、人差し指をクネクネさせながら、少しずつ。
いつになっても、そこに受け入れる瞬間には慣れない。
「大丈夫やから・・」
と言いながら、侑士は俺の足にキスをする。
「あ、ぁ・・っ!侑、しぃ・・っふ・・・」
「何や・・?」
「もっ、もっと・・・」
「さっきの態度とはえらい違いやん・・。メッチャやばいで、その表情・・・・・」
潤滑剤を全て塗り終えた侑士は、さっきみたいに「おいで」って言って両腕を広げて、そんな侑士の中に倒れ込む様に抱き付いた。
「ぁ、ん・・侑士・・ッ」
「岳人、ええ子やな・・今日は泣かへんかったな。」
「ン・・」
・・いつもなら、この時点で泣いちゃうんだよな、俺。
痛いからじゃなくて、恥ずかしくて、だけど。
「ね、侑士・・」
ねだってしまうような声になった事を恥ずかしがりながら、そっと唇を寄せる。
「・・じゃあ、こっち向いてや?」
「ぇ・・??」
何がしたいのか、侑士は俺を抱き締めながら横になると、突然自分の足の方を指さす。
訳が分からないながらも言うとおりにすると、
「したら膝と手だけ布団に着けて・・そや。」
まるで赤ちゃんがハイハイする時のような格好になった俺の太腿を掴んだ侑士は。
「っあ、やァァ・・、だ、めェ・・っっ!!」
突然、俺のモノを舐め始めて。
力が入らなくなって震えている足を支えながら。
「岳人も俺の舐めてぇな・・」
なんて、擦れた声で要求する侑士に従って、初めての体制で困惑しながらもソッと舌で先の部分を舐める。
「もっといっぱい舐めてくれたら、ご褒美あげるで?」
なんて言いながら俺のを舐めたり、しゃぶったりする侑士の「ご褒美」が欲しくて。
「ん、んむ・・っァ、んンンン・・」
根元を手で挟み込み、口腔の方までくる侑士のモノを、一生懸命に舐める。・・・自分と同じ部分とは思えないその大きさに戸惑いながらも、侑士に気持ち良くなって欲しくて、俺なりに工夫してみる。
自分がされている「刺激」と、
侑士を咥えている「刺激」が強烈過ぎて。
「っ、ん、んんん!!!」
「イキそうか?・・ええで、1回出そか・・・・」
その言葉の後、軽く歯をたてられ、俺は侑士の口の中で果ててしまった。
「は、ハァ、・・っァ、は・・・・・」
射精の後の気だるさにぐったりしてしまった俺に、
「岳人、まだ何もしてへんのにまた元気になってきとるで・・?」
何て言いながら、俺のモノを指で弾く。
それにすら激しい快感を覚えている自分が、自分じゃない気がして。
「・また勃ってまったわ、コレ・」
まるで初めて気がついたように言うと、俺と同じ方向に寝て、キスをする。
「侑士ぃぃ・・ッ早く・・ッ」
「ん・・ほな、イクで・・・・?力、抜いとるんやで・・」
「あ、あ゛あ゛・・・ァあぁぁぁ・・・!!!」
侑士のモノがゆっくりと俺の中の1番柔らかい処に辿り着いて。
「動くで・・・」
「ぁ、んあ、や、やあああ、ふ、ぁ・・」
規則的に動き出した侑士についていくのが精一杯で。
もう、余計な事は考えられなかった。
「も、も・・・・・ダメぇ・・っ、ゆ、し・・!!」
『ほな、一緒にイコか・・・・・』
その言葉を最後に、俺は意識を手放していった・・・ーーーーー
「大丈夫か・・?岳人・・」
「ぅん・・・」
次に目が覚めたのは夕方だった。
身体は痛かったけど、侑士にされたと思えば、こんな痛みは感じなかった。
ひたすら侑士が好きだから。
そして、侑士も、愛してくれている。
それだけが、俺たちの全てだから・・。
だから。
「侑士・・」
「岳人・・・・・」
お互いに寄り添い合って。
また、ゆっくりと口付けるのであったーーーーー
THE END...
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